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2008年7月

SP 外国

FLAGS試験

背景
日本の多施設ランダム化フェーズ3臨床試験(SPIRITS試験)では、SP>S-1
JCOG9912試験では、CPT-11・CDDP併用は5-FU持続静注に勝てず。S-1単独は負けず。

方法
米国、欧州、南米
未治療進行再発胃がん
SP S-1 50mg/m2 CDDP 75mg/m2 (日本では80mg/m2,  60 mg/m) v.s. FP CDDP 100mg/m2
3週1週休薬(日本3週間2週間休薬)
フェーズ3
主要評価項目 全生存期間における”優越性(非劣性ではなく??)”

結果
SP療法>FP療法だが、有意差なし
安全性 SP療法>FP療法

コメント
なぜ、FPがコントロールアームなのだろう
それはいいとして、どうして優越性の証明を必要としたのだろう。内服薬になるんだから、非劣性でいいのではないだろうか
投与量も、投与間隔も違うし、あまり日本の臨床には影響を与えないのではないだろうか

でも、ところで、日本で、5-FUと、FPのフェーズ3はありましたっけ?

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PC adjuvant(FU/RT)

http://jco.ascopubs.org/cgi/content/full/26/21/3503

Analysis of Fluorouracil-Based Adjuvant Chemotherapy and Radiation After Pancreaticoduodenectomy for Ductal Adenocarcinoma of the Pancreas: Results of a Large, Prospectively Collected Database at the Johns Hopkins Hospital

対象:PCでPDを受けた908人の患者
方法:fluorouracil (FU) -based CRTの前向き検討
除外基準: 遠隔転移、PD後60日以内死亡、術前化学療法受けた、実験的ワクチン療法受けた、アジュバントケモ、RT単独
結果:
616人がコホートに入った
観察中央機関17.8ヶ月 9.7 to 33.5 months)
全生存中央値:17.9 months (95% CI, 16.3 to 19.5 months)
腫瘍径、リンパ節状態、断端に関して群間に違いないが、CRT群がより若く(P < .001), 合併症が少なかった(P = .001)
3cm以上(P = .001), grade 3 and 4 (P < .001), 断端陽性(P = .001),術合併症 (P = .017)で、長期生存が乏しかった。
CRTを受けると、中央 (21.2 v 14.4 months; P < .001), 2年 (43.9% v 31.9%), 5年 (20.1% v 15.4%) 生存率がよりよかった。
高リスクを調整しても、CRTはそれでもよりよい生存率と関連した (RR= 0.74; 95% CI, 0.62 to 0.89) 
結論:FU/RTはアジュバントでいい。

コメント:
GEMのデータが、「全生存率では差はないが、5生率11.5% vs 22.5%(JAMA 297;267-277:2007)」であり、現在、GEM vs S-1(Jpn J Clin Oncol 38;227-229:2008)が進行中であることを考えると、あえて、術後FU/RTを行う積極的な理由はないのではないだろうか。

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S-1/DTX I/II相

Cancer Chemother Pharmacol. 2008 May 15.     

Phase I/II trial with docetaxel and S-1 for patients with advanced or recurrent gastric cancer with consideration to age.

韓国からの報告

目的:S-1/DTXの切除不能胃がんのDLT、効果を検討
対象・方法:DTX day 1、S-1 days 1-14, every 3 weeks
Doses in phase I study
DTX 60-75 mg/m(2)
S-1 60-80 mg/m(2)

結果:
65人 (中央年齢54)
DLT:neutropenia with fever or stomatitis
RD DTX 75 mg/m(2) 、S-1 60 mg/m(2)
合併症:2 patients (aged 66 and 64 years)  septic shock
phase I studyは、60歳以上で行い、phase IIでの高頻度の3/4 gradeの有害事象は、 neutropenia (47%)、febrile neutropenia (26%)
overall response rate was 50% (95% CI, 35-66%)
median survival was 15.3 months (95% CI, 10.0-20.6 months)
結論:
DTX/S-1は進行胃癌に活性で、管理可能な有害事象しか起こさず。

日本でのRDは DTX 40 mg/m(2) 、S-1 80 mg/m(2)といわれているので、同じS-1/DTXといっても比較困難。隣国でも、有害事象の発生傾向が異なるのだろうか。
I相部分の比較をしてみたい。

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パニツムマブ

武田薬品工業から
対象:進行・再発の結腸・直腸癌

 

セツキシマブとのすみわけ

http://www.nccn.org/about/news/newsinfo.asp?NewsID=91

Panitumumab (Vectibix, Amgen) was approved by the FDA for the treatment of patients with EGFR-expressing, metastatic colorectal carcinoma with disease progression on or following fluoropyrimidine-, oxaliplatin-, or irinotecan-containing regimens. The NCCN Colon Cancer panel added panitumumab as alternate option to cetuximab after first or second progression on previous therapy. This addition came with a recommendation that patients should not be excluded from therapy on the basis of EGFR results.

よくわからん。

相互互換性があるのか?
クロス比較試験で匹敵する結果が出ている(
JCO 2007 1;25(13):1658-64. )。

どこが違うの?
セツキは、キメラ抗体、パニツは、完全ヒト抗体
実際、過敏反応はパニツで低く、前投与が不要。

じゃ、セツキから、パニツに変えちゃえばいいじゃないという声には?

1.セツキのデータは多いが、パニツは限られている。また、IFLへの併用で、毒性が強く出たりもしている。逆もあり。
2.理論的には、セツキはIgG1抗体で、ADCCを起こすが、パニツはIgG2抗体であり、そうではない。
3.パニツは、2週一回投与で、セツキは週一回で、比較試験がない。

セツキと、パニツの投与アルゴリズムのかかわる、検討が必要になるだろう。

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癌治療のエンドポイント、どの時点までか

二つ記事
The Role of Chemotherapy at the End of Life

"When Is Enough, Enough?"

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/299/22/2667

結論:

ホスピスの話をするより、そんな話などせず、3次、4次治療まで継続した方が、動揺しないし、時間もかからない。しかし、最期のコミュニケーションを持つことで、臨床医は、患者に最期の時をどうすごすか、誠実な選択肢を与えることができる。


Primary endpoints for randomised trials of cancer therapy
・disease-free survival (however defi ned)
・and overall survival have been regarded as key endpoints,
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673608609332/abstract

より包括的で、だれも納得できるエンドポイントでの評価はできないだろうか。







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