肛門管癌にMMC
マイトマイシンMMCという薬剤を少し甘く見ていたのだが、
(胃癌に対するセカンドラインとしての、CPT-11/MMCの報告、ご存知の方おられます?)
肛門管癌に対する化学療法で、CDDPがなかなかMMCに勝てないという総説を読んでびっくりしていたが、今回は
JAMA. 2008;299(16):1914-1921.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/short/299/16/1914
5-FU/MMC/Radでの5生率は、65%であり、5-FU/CDDP/Radで評価した。
デザイン:RTOG 98-11, 多施設、第3相、RCT
対象:682人の肛門管癌、1998-2005
治療内容:
MMC群:5-FU(1000 mg/m2 1-4日、29-32日)+MMC(10 mg/m2 1日、29日)+Rad(45-59 Gy)
CDDP群:5-FU(1000 mg/m2 1-4日, 29-32日, 57-60日, 85-88日)+CDDP(75 mg/m2 1日, 29日, 57日, 85日)+Rad(45-59 Gy 開始日57日)
一次エンドポイント:5生率;二次エンドポイント:OS、再発までの期間
結果:644人評価。中央フォロー期間2.51年。中央年齢55才, 69%女性、27%で腫瘍径が5cm以上,26%が、リンパ節臨床的陽性。
5生無腫瘍生存率:
MMC群:60% (95% CI, 53%-67%)
CDDP群:54% (95% CI, 46%-60%) (P = .17).
5年生存率:
MMC群:75% (95% CI, 67%-81%)
CDDP群:70% (95% CI, 63%-76%) (P = .10).
5年局所再発率、遠隔転移率:
MMC群:25% (95% CI, 20%-30%) 、15% (95% CI, 10%-20%)
CDDP群:33% (95% CI, 27%-40%) 、19% (95% CI, 14%-24%)
スマト率は有意にMMC群で良好 (10% vs 19%; P = .02)
重度の血液毒性がMMC群で悪かった。 (P < .001).
結論
やっぱり、直腸癌には、CDDPではMMCに勝てない。。
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