生命の最後1週間の健康費用に関して

Health Care Costs in the Last Week of Life Associations With End-of-Life Conversations
Arch Intern Med. 2009;169(5):480-488.
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/short/169/5/480

終末期に関する議論ががあると、費用の差は$1041(10万円)(P =.002)であった。費用の高い患者さんは、より最後の1週間の死の質が低い(P =.006).

費用を抑えるためという観点ではなく、質の高い死を迎えるために、患者側-医療従事者間の終末期に関する議論を持ちたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

低酸素を感じる分子が膵癌の増殖、転移に関与している!?

Cell 136, 839-851, 2009
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(09)00068-3

膵癌細胞では、酸素受容体プロリルヒドロキシラーゼPHD2が血管増殖に関与し、増殖、転移に関与していて、抗PHD2抗体が、ターゲッ トになりえるという話題です。

酸素分圧を感じるセンサー分子があるってこと自体もすごいことですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

血液型と膵癌が関係ある?!

血液型と膵癌
http://harvardscience.harvard.edu/medicine-health/articles/blood-type-study-sheds-light-biology-pancreatic-cancer

住民ベースの検討で、血液型O型の人に比べて、
    A型は32 %
    AB型は51 %
    B型は72 %
膵癌が増加するとのことです。
発病率が低いので、自分の血液型がどうだからと気にする必要はないのですが、病気の原因の生物学的機序の解明に役立つかもしれない、とのことです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CRCにBevacizumabだけでなく、Panitumumabも追加したら、毒性増加したが、PFSは減少してしまった!?

A Randomized Phase IIIB Trial of Chemotherapy, Bevacizumab, and Panitumumab Compared With Chemotherapy and Bevacizumab Alone for Metastatic Colorectal Cancer
http://jco.ascopubs.org/cgi/content/short/27/5/672

bevacizumabを含む化学療法にpanitumumabも追加したら、毒性が増加し、PFSが"減少"したという第三相の結果。MSも減少しているようです。

毒性が増加するのは分かるとしても、なぜ、PFSが"減少"したのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

血圧は血管増殖抑制薬の効果を予想できるか?

腫瘍血管を潰す、もしくは血管を正常化して薬剤が到達しやすくすることで効果を発揮する抗VEGF抗体などの有害事象に高血圧があります。

20%程度と高頻度に出現しますが、高血圧が出現した75%でPRが、出現しなかった32%でしか、PRに達せず、高血圧が効果予測になりえるのではないか、との報告。

http://annonc.oxfordjournals.org/cgi/content/full/20/2/227

| | コメント (0) | トラックバック (0)

腫瘍関連の嘔気嘔吐 対応

腫瘍関連の嘔気、嘔吐に対するエビデンスに基づいた推奨JCO
http://jco.ascopubs.org/cgi/content/abstract/26/23/3903

| | コメント (0) | トラックバック (0)

上行結腸がんでは、内視鏡検査が死亡率減少に結びつかないのか?

住民ベースの症例対照試験
Association of Colonoscopy and Death From Colorectal Cancer AIM 2009 Vol. 150(1) 1-8

http://www.annals.org/cgi/content/full/150/1/1

結果
結腸直腸がんCRC 10292人の症例で7.0%が大腸鏡を半年以内に受けた、 51460人の対照で9.8%が大腸鏡を半年以内に受けた 症例はより大腸鏡を受けておらず 全大腸鏡を受けると、 左側結腸がん死が非常に減少する(調整OR, 0.33[CI,0.28-0.39])が、 "右側結腸がん死の減少には関連しなかった(調整OR, 0.99 [CI, 0.86-1.14])".

コメント:
右側結腸の結果をどう読めばよいのだろうか?
右側は症状が出にくいので、大腸鏡で見つかるころには進行期で寿命には大きく は影響しないというふうに読めばよいのだろうか?
諸氏のご意見を頂きたいところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アルコールと消化器癌

Alcohol and genetic polymorphisms: effect on risk of alcohol-related cancer
http://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(09)70019-1/abstract

肝硬変→食道静脈瘤破裂、がん(食道、肝臓癌など)との関連などなど

| | コメント (0) | トラックバック (0)

癌治療における"トロイの木馬"

Cancer Cell Volume 15, Issue 1, 6 January 2009, Pages 3-5

VEGF阻害薬を使用しても、月の単位で耐性になる。この耐性は、腫瘍関連Fibroblastsが関与か、というレビュー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

高齢大腸癌治療 ESMOの場合

http://annonc.oxfordjournals.org/cgi/content/full/20/1/5

・高齢者の臨床試験が欠いている
・より若い場合と結果は似ているという新しい報告が出つつある
・欧米では、新規癌の60%以上が65歳以上、結腸直腸癌の半数が70歳以上、結腸直腸癌が癌死第二位。

task forceの推奨

  1. 診断:FOBTと必要に応じて大腸鏡によるスクリーニング。疑われたら、大腸鏡を。診断されたら、画像検査で進行期診断。併存症の評価、精神面も。
  2. 手術:合併症が予想できる緊急手術は回避、栄養改善にステント考慮、周術期変数などの前向き分析を行う選択手術を行うべき、元気な高齢者では肝転移完全切除の可能性を除外すべきでない
  3. 直腸がんへの放射線治療:質管理されたtotal mesorectal excision(TME) 、 術前放射線治療は標的量を減少させるよう計画を立てる、術前放射線化学療法は、単独よりも効果的だが、彼らでも75歳以上ではどうかは知らないし、超高齢 者では耐えられないだろう。切除できない場合、長期の放射線化学療法が最適、切除できな下部直腸癌や進行癌では放射線治療を選択 
  4. 化学療法
  5. a. 術後補助:stage IIIでは、5-FU静注、5-FU/leucovorin、Capecitabine、FOLFOX←75歳以上のデータなし、最も重要なのは、嗜好、 併存症を考慮し患者と臨床医による相談により決めることb. 進行癌: The Medical Research Councilでの結論は、(i) 高齢者での検討も可能, (ii) 80%量から開始する方策もうまく行った, (iii) 5-FUの代わりにcapecitabine使用は、有意に有害事象が増えた、 (iv) その群は、OSが減少した。5-FUに、irinotecanを追加したRCTも可能だった。分子薬剤については、おそらく安全だが、 bevacizumabは高血圧、血栓など起こりやすい。だが、BRiTE studyでは、65歳以下と同等だった。 cetuximabは安全そう。KRAS変異も同様。
  6. 緩和医療かそれとも、根治療法か:適切なら高齢者でも、化学療法が本当に効果的。5-FUはボーラス静注より持続が効果的で、毒性少 ない、併用療法を選択、capecitabineについては腎機能で減量、Cetuximabとpanitumumabは適応内で使用、より若い患者より も有害事象に違いはなさそう

| | コメント (2) | トラックバック (0)

«癌治療の費用高騰